②でサックと Windows11 開発環境を立ててみたが、実際どうなっているんだろうか?
ホストOSのパフォーマンス低下があるのだろうか?気になるところだ。
家用のPCでHyper-Vをインストールする前のFF15 ベンチ 1.3 のスコアは以下の通りだ
スコアは13780とそれなりのスコアである。そして、Hyper-Vをインストールした後は、13527であった。誤差程度とみるか、250も下がった!と見るべきか?疑問であるが、まぁ気にならない程度と考える。
Hyper-Vの構成は以下の図の様になっている。
このような図を、ネットからパクってこようかと考えたが、自分で作りました。
Hyper-Vはハイパーバイザー型の仮想マシンということで、ハードウェアの上にHyper-Vが乗ってその上に管理OSが乗る感じになるので、管理OS(PCの電源を入れて起動するWindows)のパフォーマンスが低下する。
逆にホスト型のVMware Workstation Playerは、ホストOSの上で動くので、ホストOS上のアプリとして、動作するので、VMware Workstation Playerを起動していない時点では、負荷がかからない(タスクマネージャーのプロセスでは、VMWare なんちゃらと言うプロセスが稼働しているが、殆ど負荷がかかっていない?)
そんなわけで、Hyper-Vをインストールした時点で、Windows自体のパフォーマンスの低下が心配されたが、特に気にならない程度であった。
逆に驚くのは、ハードディスの速さだ!仮想マシンにOSをインストールして気が付いたのだが、仮想マシンで操作していると言うまどろっこしさが無いのである。
実際に、仕事用PCでCrystalDiskMarkを実行した図である
Dドライブに接続したM.2 SSD 「Monster Storage 2TB NVMe SSD MS950G75PCIe4-02TB」商品の信頼性は不明だが、仮想マシン実験用としては、値段・速度的に問題はないだろう。
Hyper-Vの仮想ディスクは、Dドライブに作成している。
そして、Hyper-V上のWindows11で実験した結果は
となった、これは、結構すごい事だと思う、私にとっては重要な問題だ!CPUパワーがあって、ストレージに高速アクセスできれば、CUIのLinuxを使う分には問題が無い!
さらに、ネットワークも遜色ない速度で動いている、仕事用のPCには、2.5GのインテルのI-225Vを載せているが、サーバーへのアクセス速度も問題無く喜ばしい限りである。
Windows11開発環境をサクッとインストールした時のネットワークアダプタの状況だが、Hyper-Vがルーターを作って、DHCPを動かしているようだ、これだとネットワークの実験で問題があるので、直接LANに繋がるように仮想スイッチマネージャーで、新しいインターフェースを作る
(図の例は、家用のPCの場合 で アダプタが WIFI に なっている)
これもサックっと作れた、「外部ネットワーク」は実際に使うインターフェースを選択すると、LAN内で使っているルーターからDHCPを引いてくるので、仮想マシンでもLAN内のIPアドレスを使うことができるようになる。
> ipconfig
Windows IP 構成
イーサネット アダプター イーサネット:
接続固有の DNS サフィックス . . . . .:
リンクローカル IPv6 アドレス. . . . .: fe80::3fbd:9761:f67b:2752%5
IPv4 アドレス . . . . . . . . . . . .: 192.168.116.53
サブネット マスク . . . . . . . . . .: 255.255.255.0
デフォルト ゲートウェイ . . . . . . .: 192.168.116.254
まぁ、こんな感じでアドレスが取得できて、また一歩目的達成に近づいた。
VMware Workstation Player17 は Hyper-Vが稼働しているシステムでも、動作することが可能になったのもうれしい、Hyper-Vとの比較が1台のマシンでできるのがうれしい。
仮想マシンを構築するにあたって、どの仮想マシンを選ぶかとかなり悩んだ!Hyper-Vしかないのだが、とりあえず候補をあげてみる(ただし無料に限る)
〇VMware Workstation Player17 (ホスト型)
今まで使ったことがあり、VIDEOやUSBの取り扱いがよくできているのだが、いかんせん、ホストOSに影響を与えるで却下となった。特に Hackintosh などを試している時に、ゲストOSが暴走すると、ホストOS側のキー入力に影響がでたりするので、かなり困る。
仮想マシン 実験用の専用マシンとかあれば、選択の余地はあったが、今回は Hyper-Vをインストールしたマシンにインストールして、まじめに使うのではなくちょっと検証用としてだけの登場となった。
〇LinuxのKVM 正確に言うと、AlmaLinux 9.3 上でKVMを動かす (ハイパーバイザー型)
これも魅力があるんだよねぇ、Cockpit (WEBベースの管理ツールでLinux上ではGUIインターフェースを必要としない)、しかしだ!これもだ、メインがWindowsの私にとって、ちょっとそれは無いだろうと考えて、今回は遠慮した
〇番外 Docker (コンテナ型)
こりゃないな、CUIで設定するなら、Linux上で動かせば良いじゃん、わざわざWindowsにDockerをのぜる意味無くね?
ちょっと私がやりたいことが、できないものが多いので、今回は見向きもしなかった!
次回は Ubuntu と AlmaLinux をインストールしていきます。ともにGUIで使っています。