もう、これ何回取り上げているんだ!って感じだけど、先日エンジンがかからなかったヤツは、ピストンに傷が付いているようで、圧縮漏れでスターターを引くとスコスコって感じで、エンジンダメにしてしまったみたいだ!
(写真はAmazon 商品紹介ページより)
いい加減、ゼノアの刈払機買ってしまおうか?と思ったが、ホンダのUMK435 UWJTを買って、大失敗(4サイクルなのは良いが、重くて重くて 取り回しが悪く、しかもパワーが無い)しているので、躊躇している。
この刈払機(他にKT・kaitou・fkstyle などの名前で売られている)は43CC 2ストエンジン式 刈払機で、色々な付属品が付いて、Amazonで安値の時11000円程度で販売されている。
こいつのヨイい点
①安い! 考え方によれば、1シーズンの使い捨て!価格
43CCのエンジン式 刈払機 本体・手袋・ゴーグル・2種類のチップソー・ナイロンカッター・工具・燃料混合ボトル・肩掛けベルトのセットで、2024/05/19現在、Amazon価格、12200円の10%引きで、10,980円とめちゃくちゃ安い
最初買ったときは、チップソーが5枚ぐらい付いてきた!
②ハイパワー
これだよね、43CCは伊達じゃない。
プロ用(リックサックのように背中に本体を背負うタイプ)のゼノアやホンダの刈払機より、ハイパワー!
付属の変な3本刃のチップソーなんか、切ると言うよりは、パワーで叩き切るって感じ。
③交換部品が手に入る
自分で修理する気なら、AliExpressで色々と売っている。
エンジン単体も売っているが、$80ぐらいするので、Amazonで本体ごと買った方が安い。
こいつのダメな点
①エンジンの故障 オーバーヒートで、焼き付き
俺が振り回しすぎるので、燃料少なくなってくると、エンジンにガソリンが行かなくなって、混合燃料なので、オイルもいかなくなって、焼き付くのか?
雑草が大きくなりすぎているので、まず高い位置で左に振って、返しの刀?で根元から右に振って、ひと刈りとなる。
そんな使い方をしていると、ガソリンが少なくなってくると、燃料が供給できなくなり、燃調が変わり回転が上がってくる。この時点ですぐに作業を止めれば良いのにしつこくやっていると、オーバーヒートになってしまう様だ。
②キャブレターの不調
燃料入れっぱなしで、置きっぱなしにしてると、燃料が上がって来なくなる。
キャブレターを交換すると治るので、キャブレターの問題だと思う。
燃料を使い切って、1シーズン超しても、やっぱりキャブレターが死ぬ。キャブレターと言ってもパッキンがダメになるのだろうけど、パッキンを交換するのに分解しなければならない。
キャブレターごと交換しても1000円しないので、ついついキャブレターごと交換してしまう。
また、1年ぐらいで、ちっちゃなポンプ(プライマリーポンプ)がダメなる。他の機種は2年ぐらい持つので、品質も悪いのだろうか?、キャブレターアッシーにポンプも付属しているのでそのまま交換となる。
エンジンのオーバーヒートだが、メーカーと言うか販売サイトの動画では、混合比25:1 と言っているので、私がゼノアの50:1の2サイクルエンジンオイルを、表示通り50:1で使っているのが悪いのかもしれない。
次回からは、私の好きなメーカーAZの普通の2サイクルエンジンオイル「MEO-001 EG024」でも使ってみるか、ゼノアのオイルが1L 2540円もするのに、AZの「MEO-001 EG024」は、4Lで3365円である。
AZの農機具用の「F032」は1L 1996円でゼノアよりちょっと安く、混合比はやはり50:1。
販売サイトの動画が、25:1と言っているのは、普通の2サイクルエンジンオイルを入れろ!ということなのか?大体中国で農機具用の2サイクルエンジンオイルなんて取り扱っているのだろうか??
農機具用2サイクルエンジンオイルを濃いめで使っていた時は、オーバーヒートはしなかったが、カーボンが溜まって面倒だった。
ともかく、壊れた刈払機をどうにかしなければならない。
中国製の小型船外機のエンジンが同じ物なので、交換してみる。この船外機、机の上では何度も廻したがが、海では1度しか使ったことが無い。当分使う予定もないので、刈払機のエンジンとして使うことにした。
中国製の43CCエンジンと言えばこれなのかもしれない?
さっそく、船外機のエンジンを取り外す。
すごい蜘蛛の巣が張っているが、我が家では、1日で蜘蛛の巣だらけなので、そんなもんである。
左が船外機、右が刈払機、ダメなエンジンから、使えるものを取り外して、入れ替える。
このエンジンたぶん、間違ったらゴメンだけど、1E40F-5 って言うエンジンだと思う。
ピストンも40-5で探せば売っている。けどピストンは$7程度、ガスケットは$4程度、$8ぐらいでそるうんだが、う~~んどうしようか?
と悩んでいるうちにポチってしまいました。
2セットで、$15.71 約2500円です。
しかし、2サイクルエンジンは、ナカトミのエンジンオーガーEA-33Dやナカトミのエンジン耕運機ERC-43Dを使っているが、そっちは猪子が良い、エンジンのかかりも良い。
船外機のエンジンもダメじゃなかったよなぁ、エンジン始動もそんなに悪くなかった。
なんで刈払機だけ直ぐにダメになるのだろうか?
使い方の違いってのもあるかもしれない、1時間以上と言うか燃料が切れるまで、ぶっ通しで回すので、オーバーヒートしてしまうのかもしれない。
43CCにこだわるのも、草ぼうぼうで、もう木みたいなやつもあるので、パワーが無いと切れないのである、ナイロンコードなんて論外…ナイロンコードが登場するのは、一度大物を片付けた後だ!
さて、交換したのでエンジンを掛けてみる…チョークを閉めて2回目ぐらいで、ブルルン!
チョーク開いて、ブルルルル スコ…とエンジンが止まってしまった、その後はかからない!
これ以降、エンジンがかかる気がしない…
じゃぁ先日使った、ヤツで作業をしようと思うと…スターターを引いてみると、変に重い、やっぱり焼き付いたのか…、燃料が少なくなった時に、しつこく使っていて、オーバーヒートしてしまったのか?
コノとかソノとか言っても同じ物なんだが、個体差がある、このバラつきも製品としてどうなのか?コノエンジンは、燃料タンクからの吹き返しがあり、背中がガソリン臭くなる。何でや?
個体差の話だが、スロットルにストッパーがついていて、中速?で固定できるので、作業が楽になるのだが、マシンによってと言うかスロットルによって、2/3だったり1/2で固定されたりと、バラつきがある。
ともかく、今日草刈したいので、エンジンスワップしたヤツをどうにか使えるようにする。
プラグを外して、エンジン内部にキャブクリーナーをひと吹きして、プラグをライターであぶってから、プラグ清掃した。
キャブレターを交換したので、燃調が甘いはずなので、0.5回転締めて、スロー調整も閉めて再度、エンジンスタート!どうにかエンジンがかかったが、吹けが甘いと言うかフケ切らない!
キャブを調整してもフケが甘い。最高回転に達していない、エンジンの始動しやすさを優先してスローも甘めで調整して、OKとした。
エンジンを止めずに、そのまま作業にはいり、どうにか今日の草刈を終えた…
今年は、足のケガもあり、雑草が伸び放題!であった。
叩き切った、セイタカアワダチソウの茎が硬くなって、ソフトな長靴の底を、突き抜けてくる程硬い為、安全靴で作業をしなければならない。
平らな場所はまだ楽だけど、畑の法面(のりめん)は辛い。足場が悪いし木の根っこや岩もあり、低いところは農業用水が通っており、染み出ていてぬかるんでおり、刈払機にも体にも辛い。
雑草対策にクローバーの種を蒔いた、雑草が無くなったら無くなったで乾燥時に土が飛ぶので、これもまた困るのであった。
法面も刈ったので、明日は農業用水路のドブさらいである。どうにか草刈の1手目が終わった。
落ち着いて、キャブレターを清掃してみる。
新しいキャブレターを買うと、メンテナンス部品(交換用パッキンとプライマリーポンプ)が付いてくる。このメンテナンス部品は、燃料タンクの交換パイプを買ったときにも付いてきたので、結構予備がある。なんせ今まで、キャブレターは交換するだけで、メンテナンス部品は使っていなかった!
パッキンは4枚入っており、2個づつ薄い物と厚手の物のセットになっている。
たぶんだが、これがダメになって燃料が上がらなくなるんじゃないかと疑っている、それとも何か詰まるのか??
厚手の上に、薄手のパッキンが乗る感じだ。
もう1か所、こちらも厚手の上に薄いパッキンが乗っていた。
分解する前に、写真を撮ったのだが、清掃して組み立てる前に、もう1個を分解しながら、確認しながら、組み上げていった。
もうこの刈払機を買うのは趣味みたいな?ものなのかもしれない。
このエンジン、テスト用の台に乗せて、エンジン始動テストを繰り返してる分には、壊れないし始動性も良いが、実際に使うと壊れてしまう!
本当に中国製の安物は使い捨てになってしまいます。